耐動荷重性とは
近年、工場や倉庫など生産施設、物流施設、あるいは病院など医療施設において、自動搬送車(AGV)や手術台、配膳車など、重量がある機器が稼働することにより床に摩耗、ふくれ、はがれといった不具合が発生する事例が急増しています。これらの機器により床に作用する動荷重は、機器の重量化や動作の複雑化により設計段階での想定以上に過酷になっており、かつ同じ場所で繰り返し動作するため、床の局所的な破壊を招きます。また、この問題には、床の耐動荷重性だけでなく、機器の特性も大きく影響しており、効率のよい解決のためには、機器設計者との情報交換が必要です。本会では、耐動荷重性の重要性にいち早く着目し、WGを設置して、関連する情報の収集や、評価方法確立のための基礎研究に着手しています。
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